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  2004年7月18日(日)   東京朝鮮第七初中級学校の表札
目黒本町から洗足,不動前から目黒駅まで歩く。
廃止された,西五反田の東京朝鮮第七初中級学校の一角には,韓国総菜の売店ができ,敷地は向かいのスーパーの駐車場に。校舎は,バレエ・スクールに転用されていた。目黒不動を抜け,競馬場跡のあたりを通り,寄生虫館横に出た。権之助坂を上がり,とんかつ「とんき」へ。昼,サンドイッチしか食べてなかったので,お腹ぺこぺこ。店に入ったが,混んでいて,ロースかつにありつくまでに30分。ここの店員さんの動きは芸術的。何も言わなくても,ご飯,キャベツのおかわり,二度目のおしぼりが,スイーっと出てくる。そうそう,四大国際テニス大会のネット際の球拾いのような動きだ。とんかつの肉はおいしいが,衣がとても薄くて(パン粉が少ない),すぐはがれてしまうのが難。豚汁があっさり味でおいしかった。

腹ごなしに,もう一度坂を下りると,長野重一写真展をやっていたのでのぞく。ギャラリーCOSMOS。オープンしたばかりで,社長の新山さんが番をしていた。写真整理用品会社の社長さんである。長野さんの写真は,『遠い視線』シリーズの中から,目黒駅近辺のスナップを選んだもの。今後の写真展の予定は,ハービー山口のほか,鷲尾倫夫「野球人」を予定しているそうだ。

家の近所の古本屋で,朝日ソノラマ編『ハッセルブラッドのすべて』1981年(朝日ソノラマ)と目島計一『写真の基礎を考える』1970年(ダヴィッド社)を買う。目島さんの被写体は,労働者,農民,在日朝鮮人,立川,横須賀,中国,インドネシアなど。写真はほとんどペンタックスS2で撮られている。